The Smoking Jacket

 19世紀後半、晩餐の後に喫煙を伴う談笑の席へ移動する際、燕尾服から着替えられたのがスモーキングジャケット。このジャケットが時を経て一般化し、タキシードという呼び名で定着。夜の正礼装であった燕尾服に次ぐ礼服として世界中に認知されていきました。
 元々はショールカラーでしたが、1920年代に誕生したピークトラペルのタイプをcantateではブランド初のアイテムとしてリリースします。
 シングルの1つボタンで、着丈は長め。本来タキシードはノーベントが基本なのですが、動きやすさを考慮してセンターベントを付けています。ボタンも同生地のボタンが正式ではありますが、フォーマルすぎると着るシーンが限られるため、本水牛ボタンを採用しています。
 光沢のあるシルク生地を使う拝絹も経・緯糸ともに2/80のSuper100’sを使った高密度のベネシャンに変更。最新の濃染加工を施して深みのある真っ黒にし、そこに光沢加工を施すことで、ウールと思えないような光沢を持つ美しい黒に仕上がっているのが特徴です。
 メインの素材には、経・緯糸ともに2/98のSuper140’sを使ったタキシードクロスを採用。優れた原料の細い糸を高密度に織り上げています。仕上げでは、世界でも珍しい濃染のネイビーに染色。黒に近いような深みのある独特の紺色に仕上がっています。

Item:
The Smoking Jacket
Number:
20SSCA0191
Price:
320,000
Size:
44,46,48
Material:
Wool100%
LINER/Cupro50% Cotton50%
Cupro88% Wool12%
Silk62% Linen38%
Color:
NAVY